初夏の花散歩 ~離宮公園編~


梅雨のころから初夏にかけての楽しみの一つは、なんといっても紫陽花でしょうか。
西日本屈指の名所は、[神戸市立森林植物園」です。25種・約5万株の紫陽花が、次々咲き始め7月中頃まで楽しませてくれます。
さて今回は、密かに私が気に入っている紫陽花スポットをご案内しますね。それは「神戸市立須磨離宮公園」です。離宮公園と言えば薔薇が有名ですが、東門まで少し足をのばしてみてください。
14品種・8000株の紫陽花が今見頃を迎えています。もともと4000株ほどあった所に、平成18、19年に、神戸女子大学の学生さんの協力で4000株を植栽してもらって倍増しました。
初めてこのあじさい園を訪れた時、私は、なんとなく「紫陽花たちが喜んでいる!」と感じたのでした。直接強い光が当たることなく、周囲の木々からの木洩れ日がやさしく紫陽花を包み、ほど良い緑陰で心地よさそうに思いました。
すでに見頃は過ぎていますが、約3000株のハナショウブのその雅な風情の名残も、一目見ておいてくださいね。
さて、最後にもう一つとっておきがあります。 あじさい園の近くの池にの一角に「半夏生」(ドクダミ科)があります。元は夏至から数えて11日目にあたる7月2日頃のことですが、この時期に花が咲くので名付けられたようです。葉の下半分が白く、まるで半分お化粧したかのようで、なんとなく、慌てん坊の娘さんみたいで笑えます。
晴れていても、またしとしと雨が降っていても、楽しい花散歩です。
2013-6-21

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