神戸ワインの話

昭和59年10月に開園した神戸市立農業公園。

まだそれほど遊びが多様化していない時代に、ワインと観光が結びついたテーマパークのような目新しさが時代に受け入れられたのか、

平成3年には62万人ものひとが訪れました。しかし、次第に入園者が減ったこともあり、入園料と駐車場を無料にして、

平成18年には、ワイン造りに特化するために、「神戸ワイナリー」と名称も変えました。

地産地消の魁ともいえる「神戸ワイン」ってどんなワインってどんなワインかご存知ですか。神戸の生産者により、

神戸の土地で育てられた〈欧州系〉のぶどうを原料にし、神戸の醸造所(農業公園)で造られたのが「神戸ワイン」です。

何やら有名な演説のようですが、どこからみても”神戸っ子”のワインです。
農業公園は、西区のほぼ中央に位置し、日当たりと水はけが良く、ワインに適したぶどうを育てるには良い場所。

赤・白用あわせて五種類のぶどうの木を約60戸の契約農家が栽培しています。

昭和46年、当時の宮崎市長から、岩岡の観光ぶどう園の生産者との語る会で、神戸ワインを造ってみてはとの提案から、すでに42年が過ぎました。

全く混ざりもののない”100%神戸産”のワインを造る-という信念には、いまだにゆるぎはありません。収穫は開園までに、職員やボランティアなど

総出で手作業で行われ、今年は約330万tのぶどうから30万本のワインができます。一言でいうならば「花のようにやさしい神戸ワイン」は、

神戸の風土と見守っている人により、大切に育まれています。

2013-9-20

 

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