白鶴美術館に行ったことありますか?。
ここには、「白鶴酒造」7代目嘉納治兵衛が収集した、古代中国の青銅器や陶磁器、鎌倉時代から江戸時代の水墨画、屏風など、
国宝や重要文化財を含む、約1450点の美術品が収蔵されています。
1934(昭和9)年に開館した当時、私設美術館は珍しく、全国で3番目だったそうです。
外見は鉄筋で、いかにも重厚な雰囲気の建物ですが、中に一歩足を踏み入れると、檜や欅、桑など木がふんだんに使われていて、まるで和風の宮殿のような雰囲気です。奈良の名家に生まれ、幼い時から優れた美術品囲まれて育った治兵衛が収集した美術品は、建設された時のまま自然光のもと鑑賞できます。
今年は開館80周年を迎え、6月8日まで記念展が開催されています。治兵衛は、自分の収集品を私蔵するのではなく、保存し、また広く社会に公開したいと願いました。 本館からは、神戸の市街地のみならず、大阪湾まで一望に見渡せるビューポイントです。休日の1日、喧騒から逃れ白鶴美術館を訪れてみてください。美術品を見たあと、滝の音を聞きながらお庭でのんびり過ごすのも贅沢な時間です。
2014-4-25