神戸華僑歴史博物館

 


南京町の西側の楼門を、真っ直ぐ海岸通まで南へ行くと「華僑歴史博物館」はあります。
何度も前は通っていても、中華総商会ビルの二階にあるので、気がつきにくいかもしれません。
1979(昭和54)年に開館していますから、今年で38年目になります。神戸の華僑自らによる運営、管理がなされている珍しい博物館なので、滋賀や和歌山、大阪、奈良など近隣からの小、中学生や研究者なども含め、一年間に1600人以上見学に来られています。
ここでは、神戸港開港されてからの華僑の方々の生活や活動などの足跡が、身近な耳かきやハサミなどの生活用具から美術品まで、丁寧に展示されていて一般的にあまり知られていない華僑の世界を垣間見るができます。
最初は、居留地の欧米人とともに長崎や上海、香港などから神戸に来た華僑も、開港翌年には500人以上に増え、居留地の周辺に中国人街を形成していきます。
華僑が国際都市・神戸の発展に大きな役割を担ってきたことがよくわかる博物館です。
春節祭特別展
4月9日まで
開館は水曜~土曜のみ。但し3月20、 21 、27日
4月3日は開館
中央区海岸通3‐1‐1 KCCビル2F
・(331)3855

2016-2-26

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