肩こりが治らない理由

みなと元町内科クリニックでは、首や肩こりの患者さんが非常に増えています。こりは、首や肩の周辺の筋肉に疲労物質が蓄積し、筋肉が緊張したり、硬結したりする状態です。
放置することで、リンパの流れや自律神経系に悪影響を及ぼします。多くの人は、首こりや肩こりが当たり前になってしまい、ひどくなってから鍼灸院等で治療をされます。その時には、自律神経の失調(頭痛、めまい、耳鳴り、動悸などの症状を伴う)が進んでいることには気づいていません。首こりや肩こりがなぜ悪いのか?それは、首こりや肩こりが悪化すれば、首から背中にかけての交感神経幹に悪影響を与え、筋緊張や血流低下を生みます。筋緊張や血流低下が体幹や肩関節周囲の筋肉等、広範囲に及べば、高血圧、脳梗塞、耳鳴り、めまい、心筋梗塞、喘息、脂質異常症、アレルギー、肌荒れ、顎関節症などの生活習慣病や鼻水や咽頭痛などの風邪症状、顔の浮腫み等を起こしやすくなります。特に、こりを改善することだけでも、高血圧、耳鳴り、めまい、肌荒れ、顔の浮腫み、風邪症状については、当院で施術を受けると、改善される方は速やかに改善されます。さて、これで慢性の肩こりが治るかというとそうではありません。肩こりは、生活習慣を振り返り、原因を修正しないと、肩こりは「再発」します。よく、肩こりの治療を治療院で週に何回か受けておられる方を見かけますが、生活習慣を変えない限りは、良くならないと私は思っています。では、生活習慣をどう変えるか?ここが肩こりの治療の本当のスタートです。アフターコロナにおいて、ライフスタイルにおいて大きな変容が起こり、天気や気圧などの環境変化が著しい梅雨という今の時期は特に、ストレスが強くかかりやすいです。皆さんは肩こりを放置していませんか?肩こりには真摯に向き合うことが大切です。