巻き爪・陥入爪治療について

巻き爪・陥入爪治療について

新神戸おかだクリニックでは糖尿病患者のフットケアを積極的に行っています。フットケアの対象で頻度の高いものは、皮膚乾燥や浮腫による皮膚の障害、タコ(胼胝)やウオノメ(鶏眼)に対する処置、水虫(白癬)に対する治療、巻き爪や陥入爪など爪のトラブルに対する処置や手術などです。

糖尿病患者は感染症にかかりやすく、一見たいしたことがなさそうな皮膚の疾患でも化膿して重篤な状態になる危険性があります。そのため日々の診療で治療だけでなく啓蒙活動も行っています。

もちろん糖尿病患者でなくても足の爪や皮膚でお困りのことがありましたら是非ご相談ください。特に巻き爪や陥入爪の治療では、神戸市内で唯一「そがわ式巻き爪治療法」を導入しており、基本的に局所麻酔無しで無痛治療を受けていただくことが可能です。

巻き爪とは文字通り爪が巻いて周囲の皮膚に痛みを感じる状態で、赤く腫れて炎症が生じたり膿んでしまったものを陥入爪と言います。原因は白癬菌等感染症、フィットしていない靴や、爪が割れるようなケガ、誤った爪の切り方などです。

治療方法は巻いている爪の縁にワイヤーをかけて爪を持ち上げて、ワイヤーを特殊な接着剤で固定します。施術時間は爪や周囲の皮膚の状態にもよりますが15~30分前後です。保険診療ではなく自費診療となり、費用は1趾あたり1万~1万5千円程度となります。治療当日から入浴を含めて日常生活レベルで制限はありません。

巻き爪や陥入爪の9割以上はワイヤーによる無痛治療で治療可能ですが、中には局所麻酔を行って爪の周囲の腫れた部分(肉芽)を切除し、また爪自体を根元からカットして幅を狭める手術が必要な場合があります。この場合には保健適応になります。すでに治療を受けたあとで爪の状態が思わしくない場合にも遠慮なくご相談ください。初回は爪の状態の評価や治療に時間を要する場合がありますので、ご予約をお取りいただくようお勧めしております。