緊急事態宣言がでて、人との接触を減らしたいが、減らせない環境におられる方はかなり多いと思っています。
人との接触を7割以上減らすことを国民全員が守ることは、現時点では、非現実的のようです。そこから感染が拡大することが容易に予測されることを踏まえ、自分の身をどう守るかが大切です。
今一度、手洗いや体の消毒の仕方とタイミングの見直し、自分が無意識に、自分の顔や髪等、ウィルスで汚染されている可能性がある部位を触った後に手洗いせずに他の場所を触っていないか等、自らの行動を見直す必要があります。
発熱などの症状がないから感染力がないと油断していませんか?
発熱がないから感染していないわけではありません。
有名な科学雑誌によれば、コロナ感染症初期に発熱がない人は全体の56%を占めます。
従って、発熱がなくても、唾液、汗などの体液からウィルスが排出されている可能性はあります。
従って、集まって会食して騒ぐ事は短時間でも危険が伴います。
感染対策の基本は体の外からの侵入を防止し、体の内からの対応力(免疫力)を上げることです。免疫力を下げる原因は、不眠症、食生活の偏り、乱れた生活習慣、慢性疲労、運動不足、喫煙、過度の飲酒、ステロイドや抗がん剤などの薬、糖尿病や心臓や肺の病気を始めとする生活習慣病です。
これらの情報を知識として持っている方は多いですが、若い方を中心に、免疫力を下げない生活を実践できている人はほんの一部です。
実際には、多くの人が肩こりや冷え症、浮腫みを抱え、体を冷やしているのに気が付いていません。
日本では、あまりこういった広義のストレスについて、学校で学ぶことはありません。
クリニックでは、ストレスが与える体への影響や対処法について、情報提供を行っています。参考にしてみてください。
078-371-8026
■なお、当院ではオンライン診療も行っています。