神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター

本センター（ICCRC）は平成29年４月に開院し、２つの柱を有しています。第一は、がんに対する新しい外科的・内視鏡的治療の推進で手術治療を中心に、低侵襲手術、鏡視下手術を多く行っています。また、医工連携を進め企業との連携推進により新規医療機器の研究・開発に取り組んでいます。
第二に、神戸市との連携のもと、国際交流や教育を通して国際医療の推進を行い、グローバル化を目指しています。センター内にはInternational Patient Reception Desk （IPRD）が設置されています。
本センターの許可病床数は１２０床ですが、現在は72床運用で、今後の増床に向けて準備を進めています。診療科は開院からの食道胃腸外科、肝胆膵外科、泌尿器科、呼吸器外科、整形外科、耳鼻咽喉科、頭頚部外科、形成外科、放射線科に加え、平成30年度は乳腺・内分泌外科、婦人科、小児外科が増え、診療の幅が広がりました。平成31年４月からは消化器内科が参入し、内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）を中心とした内視鏡治療を複数の診療科と連携して行っています。また、令和２年12月には、いよいよ国産手術支援ロボットを導入します。
本センターは医学部附属病院の分院で、research hospitalとしての役割も重要で、生体試料を用いた共同研究開発を医療産業都市内の企業と連携し積極的に推進していきます。
関係の皆様におかれましては、本センターの診療、研究、連携活動にご理解を賜り、本センターの運営へのご協力をお願い申し上げます。