いよいよお子さんにとってはワクワクドキドキの夏休みがスタート。でもそれを見守る家族にとってはちょっぴり大変な時期でもありますよね。 幼稚園や学校から持って帰った「矯正の必要あり。もしくは歯科医師と相談」。などのお知らせをそのまま放っているご家庭はありませんか?虫歯など、本人も痛がる場合はすぐに処置を受けることが多いですが、歯並びの悪さや出っ歯、乱杭歯など痛みを伴わない場合は、緊急性を感じず、つい後回しになりがちです。でもこれは、子どもたちの生活習慣や癖が原因になっていることも多いのです。
お子さんにこんな癖はありませんか。
指しゃぶりや、舌癖(テレビやゲームに夢中になっている時、ポカンと口を開けて上下の歯と歯の間に舌が出ていたり、飲み込む時に舌を前に押し出すようなしぐさをすること)、ほお杖をつく。これらを続けていると、歯列が乱れたり、開咬(上下の歯を噛みあわせた時にきちんと閉まらない)歯周病等の原因になります。将来的には、顎関節症を引き起こし頭痛、肩こり、腰痛等を併発することもあります。 幼いお子さんの場合、こういった癖をやめるだけで、歯列矯正をしなくても歯の噛み合わせがきちんと戻ることも少なくありません。
「悪い癖は早めに気づくことが何より大切」と話す矯正歯科専門医の新原啓子先生は、三人の子育て中のママさん先生。
お子さんの癖や歯並びなど、気になることがあればぜひ気軽に相談してみて下さい。
2014-7-18