兵庫県公立高校入試は、こんなに変わっている!
兵庫県の公立高校入試制度も、高校も、保護者が子どものころから、大きく変化しています。一人ひとりに合った進学先選択が重要になっています。※中学校で、最新情報を確認して選択ください。
こんなに変わっている評価
2005年以降に導入された「絶対評価」。
絶対評価は、生徒一人ひとりの学力が目標にどれだけ近づき、内容を理解できたかを基準に評価し、目標を達成したと判断すれば全員が「5」ということも理論上はありうる評価方法。学校ごとに基準があります。
それ以前は「相対評価」。
相対評価とは、一集団の中で自分がどの位置にいるかで成績が決まります。
点数上位から「5」が全体の何%か、などと配分率が決まっていました。
こんなに変わっている入試制度
「一般入試」
単独選抜と複数志願選抜があります。
一般入試のいろいろな形態
単独選抜
学校毎に入学者の選抜を行う。
単複数志願選抜
・1校または2校を志願することができます。
・ 第1志望を優先する合否判定を行う。
・ 第1・2志望校に不合格の場合、総合得点により、いずれかの公立高校に合格できる場合があります。
総合学科の入試
募集定員の半数は推薦入学(県下全域)。半数は、その高等学校のある普通科学区から、学力検査による合否判定を行います。(総合学科においては、学力検査のうちの1教科を音楽、美術、保健体育、技術・家庭の4教科のうち、希望する1教科の実技検査に替えることが出来ます。)
専門学科の入試
専門学科の学区は※県下全域で、県内どの中学校からも受検することができます。学力検査と推薦入学の両方を行う学科と、特色のある専門学科のように、募集定員の100%を推薦入学で行う学科があります。
※市立高等学校の一部では、県下全域となっていない高等学校があります。
多部制の学科の入試
Ⅰ期試験(2月中旬実施/作文・面接)で不合格となった場合、再度、Ⅱ期試験(3月中・下旬/学力検査・面接//下旬/作文・面接)やⅢ期試験(8月下旬/サクbん・面接等)を受検することも可能です。(詳しくは、各高等学校の募集要項等で確認してください。)
「推薦入試」
その高校・学科を志願する動機・理由がはっきりしていて、適性や興味・関心のある生徒の中から、一定基準を満たしている生徒を中学校が推薦。基準は学科の成績や校内での生徒会活動、部活動などさまざま。入試は面接が主で、高校によっては適正検査や実技検査、作文を実施する場合もあります。
「特色選抜」
生徒自らの能力・適性、興味・関心に応じて、学びたいことが学べる学校選択を支援するもの。各学校がその特色に応じて、生徒の多様な個性や優れた点、特別活動や学校外での活動も評価。特色選抜は推薦入試と違い、受験生が主体的に志願できる制度。推薦がなくても受験できます。原則として複数志願選抜制を導入している学区で導入されています。
こんなに変わっている『一般入学者選抜』合格基準、
内申点(250点)+学力検査点(250点)=500点満点
それに加え、「複数志願」の場合は、
第1志望校での判定は、総合点に以下の点数が加算される。
第1学区→25点/ 第2学区→20点/ 第3学区→25点
第4学区→30点/ 第5学区→30点
特別判定※を行う高校もあります。
※特別判定とは
内申書の特別活動、部活動などで特に優れた者に対し、ボーダ―ラインにあたる点数から10%引いた点数を合格の下限として特別に判定します。
《内申点の算出方法》
3年生の主要5教科(英語.数学.国語.理科.社会)の5段階×4=100点
3年生の実技4教科(音楽.美術.保体.技家)×5段階×7.5=150点
合計250点満点
こんなに変わっている学区
16学区から5学区へ。境界エリアの中学は、さらに範囲が広くなり多くの高校から受験校の選択が可能に。
こんなに変わっている高等学校