インターネット通信販売におけるトラブルとしては、受け取った商品に明らかな欠陥がある場合などよりも、「商品の展示画像には写っていなかった小さな傷があった」「画像で確認したものと質感が違っていた」というような「思ってたのと違う‼」というケースの方が多いと思います。
こういう場合のファーストチョイスは返品ですが、インターネット通販に関しては、特定商上のクーリング・オフ規定による返品はできません(特商法上規定なし。)。購入画面等に返品不可の旨の記載がある場合も、返品できません。
もっとも、購入画面等に返品が可能な旨もしくは期限及び条件等の記載があれば、その範囲内で返品は可能です。
また、そもそも返品特約の表示自体が存在しない場合(返品に応じるとも応じないとも書いていない場合)には、商品を受け取った日を含めて8日間以内であれば、契約の解除及び返品が可能となります(特商法第15条の3)(ただし、返送料は消費者負担。)。
このように、返品の可否は購入画面等の表示如何となります。ですので、インターネットショッピングで商品を購入する際は、事前に返品の可否・期限・未開封限定などの条件を必ず購入画面等で確認してください。また、商品到着後は、出来るだけ速やかに現物を確認するようにしてください。
2022-2