自転車事故Ⅱ

 

先日、神戸地裁で、小学校5年生の男の子が自転車で50代の女性に衝突してケガをさせたという件について、男の子の母親に約255万円の損害賠償を支払うように命じる判決が出ました。私自身も、お年寄りが歩道上を走行する自転車に衝突され、重篤な後遺障害を負った案件を担当したことがあります。楽しみにしていた老後を台無しにされた被害者はもちろん、一生十字架を背負う若い加害者にとっても大変不幸な結果です。
また、右神戸地裁の案件は、事故の発生が2007年ということで、一審の判決が出るまでにおよそ7年もかかっています(今後控訴されれば、事件の解決までにはますます時間を要します。)。被害者加害者ともに、事故と向き合い続けて馴れない法律上の手続に長時間携わることは、物心ともに大きな負担となります。
自転車事故については、およそ2年前にもこのコーナーで紹介させて頂きましたが、この判決をきっかけにもう一度真剣に考えて頂きたく、取り上げさせて頂きました。乗り方指導や保険の整備等、出来ることから見直しを始めてみてはいかがでしょうか。

お気軽にご相談ください 初回相談無料
平野・佐々木法律事務所   ☎078-351-7687
兵庫県弁護士会所属  弁護士  佐々木  伸

コメントを追加する

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です