来年の2月に、全国の少年事件に精通した弁護士が集まる「全国付添人経験交流会」が神戸市で開催されることになりまして、当職はその実行委員長として準備に奔走しています。
この交流会におきまして、当職が所属する兵庫県弁護士会子どもの権利委員会では、「子どもの発達障害」をテーマに大学の先生や臨床心理士の先生をお呼びして、パネルディスカッションをすることになりました。
正確なデータではないのですが、発達障害児は、小学校の各クラスに1人はいるというくらい身近な問題です。近年は、器質的な要因が大きいことが明らかになりつつありますが、それでも周囲が障害を受容して早期に対応すれば、症状の発現はかなり抑えられると考えられています。
他稿でも書かせて頂きましたが、一人一人の違いを受け止め、むしろ違うことが素晴らしいと考えることこそが憲法が要求している態度であり(憲法13条)、それが出来る社会が成熟した社会です。
また、発達障害児が暮らしやすい社会は、きっと誰にとっても暮らしやすい社会です。
せっかく素晴らしい先生方をお招きすることができましたので、そういったメッセージをわかりやすく発信できるように、しっかり勉強して、準備を重ねたいと思っています。
お気軽にご相談ください 初回相談無料
平野・佐々木法律事務所 ☎078-351-7687
兵庫県弁護士会所属 弁護士 佐々木 伸