強引なセールスに負けて不当に高額な商品を買わされた、暴力団との取引を強要された等、深刻なトラブルに巻き込まれる危険は身近なところに潜んでいます。これらは自分が「被害者」となる場面の一例ですが、それどころか、例えば犯罪まがいの商売に加担させられて「加害者」になってしまうことだってありえます。
こんなトラブルで一生を台無しにしないためには、「とにかく要りません。やりません。」でシャットアウトするのが一番。理由は全く要りません。むしろ、理由を告げることで話の軸がズレてしまい、相手につけ込むスキを与えることになります。日本人は変にマジメなのか、うまい理由を考えようとしてパニックになっている人が多いのですが、とにかく、「理由は要らない!」このことを肝に銘じてください。
そうは言っても自分一人で立ち向かうのは不安なもの。そんなときは、お金を払ってしまう前に警察や弁護士にご相談ください。きっとお役に立てると思います。
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兵庫県弁護士会所属 弁護士 佐々木 伸