啓明学院は今年創立１００周年を迎える伝統あるキリスト教主義学校です。
スクールモットーである”Handsand hearts are trained to serve bothman below and Godabove.”
（手と心は神と人に仕えるために鍛えられる）を体現すべく日々生活しています。
キリスト教主義と聞くと少し難しく感じてしまうかもしれませんが、実際はそのようなことはありません。むしろ、毎日の礼拝は自分に向き合う良い時間となっています。毎日チャペル礼拝を受けるのですが、パイプオルガンの音色やチャペルの雰囲気はとても心が落ち着きます。先生方のお話は今、自分にできることはなんだろうと、考えるきっかけになります。啓明学院に入る前には触れることもなかった聖書から、今では自分の心の支えとなってくれるような言葉も見つけることがで
きました。
また、啓明学院はさまざまな挑戦を応援してくれる学校です。諸々の委員会活動などはもちろんのこと、日々の授業でも挑戦の機会があります。グループワークや発表などの取り組みが多く、自分の得意なことを伸ばすことができると思います。英語のスピーチコンテストや授業内でのプレゼンテーションなども多く、人前に立つことが苦手でも挑戦することができます。
中学での学びの特色はなんといってもキャンプです。入学直後のオリエンテーションキャンプではいかに自分からコミュニケーションを取ることができるかが問われます。キャンプが終わった新入生たちは積極的に声を出せるようになっています。中学２年生は夏に青島キャンプに行きます。先輩リーダーの後ろに隠れていた中学２年生が、たった一週間で進んで前に出ることができるようになる姿を私も目の当たりにしました。
高校での学びの特徴は、自分で選ぶことのできる分野の多様性です。選択科目では、古典や数学・英語だけでなく、平和学や法律学、社会学など大学の学びに直結するような分野があります。工芸や音楽など芸術分野もあり、自分の興味のある分野がきっと見つかるはずです。また２年間をかけて完成させる「学術研究」も大きな特徴です。20冊以上の本の中から自分が深めたいと思う本を選び、その本に関連づけたテーマを２年間探究します。最終的には１２，０００字のレポートを完成させます。
先ほど啓明は挑戦を応援してくれると述べましたが、本当にさまざまな分野で挑戦することができます。毎年秋に行われる文化祭は生徒が中心となって企画、運営をしています。その年のテーマ設定から金券の発券、舞台装置の設置や模擬店の運営などに携わります。実行委員は１年間、この日のためにさまざまな企画を立て話し合いを重ねます。また毎年発行される生徒会機関誌『文華』も生徒が編集しています。何を『文華』に掲載するのか、文章の校閲、レイアウトに至るまで実行委員の生徒たちで行います。
このようにさまざまな場面で生徒が主体となって積極的に行動します。啓明学院に入る前の私は何かに自分から進んでチャレンジすることはなかったように思います。啓明学院にはさまざまな挑戦のきっかけがあります。ぜひ啓明学院で成長のきっかけを掴んでください。
高校生徒会長 田中麻由香
