【仕えるリーダーを育てる】
六甲学院では、建学の精神に基づく人間教育の一環として、生徒指導を”訓育活動”と名付けています。”生徒が生徒を育てる”六甲では、訓育委員会の生徒が、清掃の監督や時間をまもること、身だしなみやルールの遵守、といった指導を、生徒主体で行っています。後輩と一緒に仕事をしながら、実際に仲間と関係を作っていくこと、また信頼されるにはどうしたらよいかを、体験として学んでいきます。
思春期の男子生徒を預かって八十年以上の伝統を持つ六甲には、「指導員」という伝統もあります。「指導員」とは、人物・学業ともに優れた選りすぐりの高校2年生が、新入生中学1年生の生活に寄り添う仕組みで、新入生はみな、慣れない中学校生活の最初に寄り沿ってくれる身近な先輩に憧れ、自分の成長していく目標としていきます。
一見厳しく見られることもある六甲の規則や生活ですが、「生徒が生徒に教える」校風は、学年の上下の交流も豊かにあり、明るい自由な校風を生み出しています。
2025-5-30