~水害・土砂災害~

今のところ目立った被害は出ていませんが、それでも今年は多量の雨が長時間降り続くことも珍しくなく、神戸市内でも土砂災害の恐れによる避難指示等が発令されることもありました。水害・土砂災害に関するご相談としては、
❶隣の土地の土砂が流れ込んできた、
❷屋根瓦が飛んでいって近隣の建物を損壊してしまった、 などの相隣関係に関するものから、
❸生活再建支援金や
❹災害弔慰金などの公的支援に関するもの、
❺火災保険の適用の有無や
❻査定金額などの損害保険に関するものまで、多岐にわたります。
しかし、いずれの給付についても、「罹災証明書」が必須であったり、有用であったりという点では、共通しています。
そして、罹災証明書の取得のためには、まずは被害状況を証明するための写真撮影が必要となります。お手持ちのスマートフォンで構わないので、いろいろな方向から撮影したり、場合によっては動画で撮影したりと工夫しながら、被害状況がわかりやすい画像を作成してください。災害発生直後は、当たり前ですが、まずは命と身体の安全の確保が第一です。そしてその後も、いろいろと落ち着かない時間が長く続くと思われます。
しかし、経済的再生を図る段階になれば、最初の一歩は「罹災証明書」。このことは是非、覚えておいてください。氾濫する情報に溺れてしまわず、必要なことをひとつずつ固めていこうとする精神態度が、平素にもまして大切になってくると思います。

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