案内所などで無料配布していた小さなガイドマップです。
平成16年より須磨区から西区まで12年かかりで9区すべてが揃いました。文学と花にまつわるエピソードが丁寧に説明されていて、コンパクトに折りたたまれ
ていますが、広げると大きな地図になっています。文学好きのひと、市内を川や花や史跡を巡るのに、ちょうど良い大きさでバッグにも邪魔にならずに収める
ことができる便利な指南書でした。が、区役所などの移転や営業時間の変更などで無料配布されなくなりました。
この度、その執筆者の野元さんにより、9区分の文学散歩が、新たに書き直されてまとめられ一冊の本になりました。今ではすでに見られない歴史上の貴重な写真に加え、作品の時代背景にまで深く広く掘り下げられた内容は、読み応えがあ
り、これだけで美しい作品になっています。季節から、好きな作家から、花からと、どこから開けても読むことが出来ます。そして、おそらく、
本好きを自負するどの人にとっても、目から鱗の内容に驚嘆されるのではないかな、と思います。
季節が良くなりました。この本をバッグに忍ばせて、市内のあちこちを逍遥してみてくださいね。
「こうべ文学逍遥」(野元正著 大国正美監修)は9月末から一般書店で
販売されています。
2023-9

先月号に引き続き、さらに奥深い乙仲通りをご案内したいと思います。
食後、デザートを食べたくて乙仲通りの数件西の「yellow」に行きました。こちらは昨2021(令和3)4月にできたばかりのジェラート屋さんです。以前は何のお店だったのか…。清潔でシンプルな店構え、ジェラートやソフトクリームの美味しさにたちまち虜になりました。キラキラした眼差しと嫌みのない対応の店員さんに、この美味しさの秘密を、聞いてみると、自社養鶏場でとれた卵を使っている、とのことです。合点がいきました。それから、私は毎週金曜日に届けられたばかり新鮮な卵を買いに行き、濃厚なたまごの卵黄のみのソフトクリームを食べるのが、週末の一番の楽しみになってます。
場所がありますよ、と教えてくれたのは、職場の仲間であり、今日行こうとしているお店が出来た時からのファンでもある人からのアドバイスでした。

2005(平成17)年5月6日、約50万点の切手を所蔵する「有馬切手文化博物館」が開館しました。
阪神御影駅から、山の手に向かって、テクテク歩きました。JRの高架下を抜けると、弓弦羽神社の石柱があります。それから、まだ山手幹線を渡るとようやく参道が見えてきました。