観光茶園「静香園」に行ってみよう!

 

急に思い立ち、緑色の空気を吸いたくなり、三宮から市バス2系統に乗り約15分。バス停で降りて犬のお散歩をしている人に「静香園」の方角を尋ねてみると、坂道一時間はかかって大変よ、と言われ、まずは怖じ気づきました。

 

住宅街の坂道の途中にある馬頭観音で有名な「妙高院」を横目に、摩耶山への登山道”青谷道”に入り、かなりの急な坂を、とにかくジグザグに歩きます。
川のせせらぎとウグイスの美声を心地よく聞きながら、約20分で、目指す「静香園」に着きました。
ここは神戸市内唯一の茶畑です。
明治の頃には、灘区原田通から中央区割塚通一帯が茶畑で、神戸の茶は横浜の生糸と並ぶ重要な輸出品で、神戸港か輸出額の半分を占めたこともありました。1976(昭和51)年に、ここ青谷に茶畑が開かれて、およそ100年ぶりに神戸に茶畑が復活したことになりました。
広い敷地に、まろやかな味が特徴のヤブキタ(品種)が約五千本が栽培されています。
入園はかりがね茶(茎茶)とお菓子付きで600円です。
初夏の風物詩となっている絣の着物に豆絞りを身にまとって新芽を摘み取る、茶摘み体験は、今年はまだ決まっていないとのことです。
しばしマスクを外して、深呼吸をし、深呼吸をして身体の隅々にまでみどり色の空気を吸い込んでみてください。
神戸の街に住み、憩う贅沢さを実感できる「静香園」あたりです。健脚の人は、青谷道をどんどん歩いて、摩耶山山頂までトライしてくださいね。
■「静香園」土日祝日のみ営業
予約は078-222-0007

2012-4-23

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